13日の金曜日公開のホラー映画『インシディアス』続編が全米ナンバーワンに! -9月16日版
全米ボックスオフィス考
7月にオカルトホラー映画『死霊館』がアメリカでヒットし、波に乗っているジェームズ・ワン監督の新作ホラー映画『インシディアス・チャプター2(原題) / Insidious Chapter 2』が、4,027万ドル(約40億2,700万円)をたたき出してトップとなった。1年の間に2回、4,000万ドル(約40億円)以上のデビュー週末興収で全米トップとなった監督は、ワン監督と、映画『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』のアンディー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー(ラリー・ウォシャウスキー名義)のみだ。(1ドル100円計算)
第2位は、リュック・ベッソン監督の犯罪コメディー映画『マラヴィータ』で1,403万ドル(約14億300万円)。ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、そしてミシェル・ファイファー共演という豪華なキャスト陣なのだが、映画ファンの批評サイトのシネマスコアでは評価がCと芳しくなく、上位にとどまり続けることはないだろうと予想されている。
第3位は、先週の首位から2ランクダウンしたSFアクション映画『リディック(原題) / Riddick』で684万ドル(6億8,400万円)。第4位は、リー・ダニエルズ監督の映画『ザ・バトラー(原題) / The Butler』の554万ドル(約5億5,400万ドル)。本作は、15日(日曜)に興収が大台の1億ドル(約100億円)に達し、ワインスタイン・カンパニーにとって5本目の1億ドル(約100億円)突破作品となった。
第5位は、コメディー映画『ウィアー・ザ・ミラーズ(原題) / We’re the Millers』で、540万ドル(約5億4,000万円)。興収は、すでに1億3,159万ドル(約131億5,900万円)を記録しており、期待を大きく上回る本作の健闘ぶりは殊勲賞もの。
さて今週末に公開される大型作品は、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホール共演のサスペンスドラマ映画『プリズナーズ(原題) / Prisoners』。愛する娘を誘拐された父親が、自ら娘を捜し出すべく危険な行動に出るというストーリー。実力派の俳優たちが脇を固めており見応えがありそうだが、果たしてライバルとなる『インシディアス・チャプター2(原題) / Insidious Chapter 2』から首位を奪えるか? (ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)