中居正広『ATARU』が『風立ちぬ』V9を阻止!
映画週末興行成績
17日に興行通信社が発表した全国映画動員ランキングでは、中居正広主演の人気ドラマを映画化した『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』が初登場で1位を獲得、宮崎駿監督作『風立ちぬ』のV9を阻んだ。また今週は、ベストテン内に5本ランクインを果たした、アニメ作品の強さも際立った。
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全国304スクリーンで公開された『ATARU』の土日2日間成績は、動員28万9,558人、興行収入3億5,529万1,000円。さらに連休最終日となる16日を加えた3日間では興収4億8,572万7,900円となった。男女比は13対87。年齢別では20代以上の女性層を中心に、10代の支持も集めた。鑑賞動機としては「ドラマが好きだった」44.3パーセント、「キャストが好き」36.8パーセントとなっている。
『風立ちぬ』は2位にランクダウン。16日までの累計動員は857万53人、累計興収106億1,717万6,000円を記録。興収100億円を突破している。ヒュー・ジャックマン主演の『ウルヴァリン:SAMURAI』は3位に初登場。全国655スクリーンで公開され、土日2日間で動員13万8,277人、興収1億8,427万2,800円。13~16日の4日間での累計動員は23万38人、累計興収は3億612万2,800円となった。
クリント・イーストウッド監督のアカデミー賞受賞作を、渡辺謙主演でリメイクした『許されざる者』は4位に初登場。全国327スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員12万8,843人、興収1億4,368万2,900円。64スクリーンで公開中の『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は5位とベスト5圏内をキープ。累計動員は48万6,694人、累計興収6億4,681万7,900円と順調に推移している。
6位は『マン・オブ・スティール』、7位は『キャプテンハーロック』、8位は『貞子3D2』と続く。そして全国27スクリーン公開の『小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』が9位に、36スクリーン公開『コードギアス 亡国のアキト/第2章 引き裂かれし翼竜』が10位にそれぞれ初登場。公開7週目の『映画 謎解きはディナーのあとで』は11位だが、累計動員268万4,102人、累計興収31億561万8,450円を記録している。なお、この3連休で先行上映が行われた『怪盗グルーのミニオン危機一発』は、3日間で動員24万2,938人、興収3億1,075万9,200円を記録。来週の成績にも期待が持てそうだ。
今週末は『怪盗グルーのミニオン危機一発』『凶悪』『ウォーム・ボディーズ』『ビザンチウム』『エリジウム』『甘い鞭』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)