米人気オーディション番組で日本人ダンサーが優勝!賞金100万ドルを手に!
アメリカの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」の結果が現地時間18日に発表され、日本人ダンスパフォーマーの蛯名健一さんが優勝した。日本人が同番組で優勝するはこれが初のこと。蛯名さんは賞金100万ドル(約1億円・1ドル100円計算)を手にした。
「アメリカズ・ゴット・タレント」は、米NBCで放映されている公開オーディション番組。蛯名さんは出演していたシーズン8中、映画『マトリックス』の場面を再現したようなロボットダンスなど、驚異的なパフォーマンスを披露。アメリカはもちろん、ネット上を中心に日本でも話題を集めていた。
優勝者として蛯名さんの名前が発表されると、会場中からは割れんばかりの拍手が。司会者に思いを聞かれた蛯名さんは、信じられないといった表情で「素晴らしいことです。まずは妻と娘に感謝したい。全ての面でわたしをサポートしてくれました。それに母や兄弟、友人たち、ファンのみんなにも……」と英語で喜びをコメント。審査員の一人ハワード・スターンは「素晴らしいシーズンだった。健一を発見したからさ。君は本物のスーパースターだ」と称賛の言葉を贈った。
本人のオフィシャルサイトによると、蛯名さんは1994年に留学のため渡米。ジャンルを選ばず、さまざまなスタイルのダンスを独学で学び、独自のスタイルを確立した。ニューヨークのアポロシアター史上初、また日本人初となる2冠グランドチャンピオン(7回連続優勝)を飾ったほか、シルク・ドゥ・ソレイユのスペシャルイベントにメインキャストとして出演するなど、世界的に活躍。2012年にテレビ朝日系で生放送された「KAMIWAZA~神芸~」でも優勝している。(西村重人)