「グレイズ・アナトミー」のエレン・ポンピオ 古くさいエミー賞にがっかり
テレビドラマ「グレイズ・アナトミー」でメレディスを演じているエレン・ポンピオが、今年のエミー賞の放送を観てがっかりしたとインタビューで語った。
E! Onlineなど複数のメディアによると、エレンが気に入らなかったのは、人種の多様性が見られなかった点だという。「ものすごく古くさく感じたわ。ダンスナンバーは特にひどかった。有色人種のダンサーが1人でもいた?」とコメントしている。
「グレイズ・アナトミー」は現在放送されているテレビドラマの中でも、人種の多様性に富んだドラマとして知られている。エレンは、あらゆる人種に囲まれた自分の日常と同じ世界を再現しているドラマに出演できることを誇りに思っているとのこと。
黒人の音楽プロデューサー、クリス・アイヴェリーと結婚しているエレンは、トークショー「ザ・ビュー」に出演した際、「黒人」「白人」と区別すべきではなく、ただ「人間」とくくればいいだけだとコメント。そのため、全米有色人種地位向上協会(NAACP)賞や、黒人のための大学などは必要ないと言い切ったが、今年のエミー賞を観る限り、まだ先は長いようだ。(澤田理沙)