池松壮亮、橋本愛らが共演!青春映画『大人ドロップ』が来年4月公開!
芥川賞にノミネートされた作家・樋口直哉の小説「大人ドロップ」が映画化され、池松壮亮、橋本愛、小林涼子、前野朋哉らが出演することが明らかになった。公開は2014年4月。メガホンを取るのはテレビドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」などの飯塚健監督だ。
原作は2007年に発表。思いを寄せるクラスメイトとのデートのセッティングを親友から頼まれた高校3年生の男子を主人公に、4人の高校3年生が子どもから大人へと成長していこうとする一夏の出来事を描いた青春ストーリーとなっている。
「あまちゃん」での好演も記憶に新しい橋本は「映画出演がしばらくぶりだったため、久しぶりに現場に参加したいという思いが強くありました」といい、出演オファーを快諾。ヒロイン・入江杏を演じており、「青春の“キラキラ”の中にいる人、“キラキラ”からはみ出た人、“キラキラ”にわざと飛び込む人。ご覧になった方が、『あの頃』を思い出して、赤面してもらえたらいいな、と思いました」と胸中を明かした。
そして、主人公の浅井由を演じるのは『横道世之介』などの池松。今年から来年にかけて映画出演作が目白押しだが、本作で主演を務めるにあたっては「思いを寄せる同級生に好きって言えない気持ち、友達との夏の思い出、子どもと大人の間を行き来する心、たくさんの感情が詰まった作品です。学生の方には、今過ごしている時間の大切さに気づいてもらえたり、また、学校を卒業し社会人になっている方には、あの頃の夏の記憶を思い起こし心が温かい気持ちになっていただけたらうれしいです」と作品をアピールしている。
本作の飯塚監督は1979年生まれの34歳。「恋愛映画でも、三角関係の話でもありません。もちろん恋愛は青春に付き物ですが、『青春』はもっと厄介で曖昧で多面的なものです」と宣言すると、本作については「“正しい”青春映画ができたと思います」と自信。「必要以上にのどが渇いた日々を、黒板の匂いと共に思い出してもらえたら、こんなにうれしいことはありません」とのコメントを寄せた。
映画『大人ドロップ』は2014年4月、全国公開