ビートルズの秘書が初めて語る…ドキュメンタリー『愛しのフリーダ』12月公開決定
11年間にわたってザ・ビートルズの秘書を務めたフリーダ・ケリーが初めて口を開いたドキュメンタリー映画『愛しのフリーダ』が12月に公開されることが決まった。
ザ・ビートルズの10年という活動期間よりも長い11年間、陰で彼らを支え続けたフリーダ。彼らの音楽を聴き、クラブに通い詰めていた当時17歳の彼女はマネージャーに誘われて、憧れのザ・ビートルズの秘書になる。過去50年の間に何度も「ストーリーを語ってほしい」という依頼を受けたが断り続けてきた。そんな彼女が、初めて当時の仕事やメンバーとの交流について明かした映画が本ドキュメンタリーだ。
このたび公開された予告編にも登場するポール・マッカートニーの継母は、「メンバーは皆、彼女を妹のように思っていた。メンバーの家族たちは娘のようにね。フリーダは本当のビートルズを知る関係者の数少ない生存者なの。フリーダの話から、今まで聞いたことのないザ・ビートルズの真の姿が現れると思うわ」とコメントしている。
メガホンを取ったライアン・ホワイト監督は、本作について「単なるビートルズ映画ではない。世界で最も切望された職の一つに就いた無名の少女が、ショービジネスの光を浴びてもなおその道義を守り抜いたさまを描く物語」と胸を張る。メンバー出演作以外で初めてザ・ビートルズの楽曲の使用が許された貴重な本作にしかない情報がぎっしりと詰まっていそうだ。
フリーダは11月のポールの来日に合わせて、自身の来日も予定。バンドの解散後、約40年ぶりの再会が日本で果たされるかもしれない。(編集部・小松芙未)
映画『愛しのフリーダ』は12月7日より角川シネマ有楽町ほかにて公開