西島秀俊、日韓合作で感動的な体験!劇中では肉体美も披露
第18回釜山国際映画祭
現地時間4日、第18回釜山国際映画祭でワールドプレミア上映された映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』の野外舞台あいさつが特設ビーチステージで行われ、主演の西島秀俊が日帰り強行軍で駆け付けた。
日韓合作映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は、自分の誕生日に妻の死体を発見した主人公・石神武人が、愛妻の死と何者かに“上書き”された自らの記憶の真相を追うサスペンスアクション。『美しき野獣』のキム・ソンス監督のもと、イラストレーターと天才科学者という二つの記憶を持つ難役に体を張って挑んだ西島は、NHK大河ドラマ「八重の桜」でも話題となった、見事な細マッチョボディーも披露している。
「最初は二重人格者の役を演じるのだと思っていた」という西島は、「(実際は)二つの記憶が混ざり合ったもっと複雑なキャラクターで、記憶が微妙なグラデーションになっているので、表現がちょっと難しかったです」と撮影時を振り返った。
その西島、キム監督と共に舞台に上がったのは、ユ・ジテの妻としても知られるモデル出身の女優キム・ヒョジンだ。主人公の前に現れ、敵か味方かわからないヒロイン役を務めた彼女は「皆さんが大好きな西島さんふんする、記憶の謎を解明していく主人公に協力する役柄を演じました。日本語のセリフには苦労しましたけど、自分なりに頑張りました」と満足げにほほ笑んだ。
日韓関係が微妙な時期だけに司会者が合作出演の感想を尋ねると、西島は「僕はいろいろな国の合作映画に出演していますが、やり方の違いから、まずスタッフの間でモメるんです。でも今回はすぐに互いのやり方を認め合い、尊敬し合えた。最後に日韓のスタッフが泣きながら握手して別れるという、感動的な体験をしました。こういうことが一つ一つ、みんなに広がっていくといいなと思いました」と答え、大きな拍手を浴びていた。(取材・文:柴田メグミ)
映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は2014年1月24日全国公開