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監督の怒号に寂しさ、そして涙を耐えた9歳『おしん』女優の独白に母、涙!

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ここねちゃんの愛くるしい笑顔にみんなメロメロ!
ここねちゃんの愛くるしい笑顔にみんなメロメロ! - 写真:吉岡希鼓斗

 約30年ぶりに劇場版としてリメイクされた『おしん』で主役を演じた濱田ここねが、撮影中あまりのつらさにホテルのトイレに隠れて、人知れず泣いていたことを打ち明けた。

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 「おしん」といえば、平均視聴率52.6%、世界68か国で放送という大快挙を成し遂げた伝説の朝ドラ。今回のおしん役に約2,500名の応募者から選ばれた決め手は、演技の可能性、芯の強さ、愛らしい笑顔だったという。確かに誰をもとりこにするかわいらしい笑顔の持ち主で、過酷な現場でも常に笑みを絶やさなかったという濱田。母親役の上戸彩も「すごく過酷な撮影でしたが、ここねが一切弱音を吐かなかったので、周りは付いていくしかありませんでした」と証言する。

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 濱田はまだ9歳だが、本作の撮影期間は“おしん”さながら親元を離れて暮らした。「わたしが『ママがいなくて、寂しいでしょう』と話し掛けると、『寂しいって言うと、本当に寂しくなるから言わない』と毅然とした態度で、本当に感心しました」と上戸。だが、当然ながら実際にはつらかったようで「リハーサル中、監督から『もっとよく考えさない!』と怒られることもありました。泣きたかったけど、みんなにつらい顔を見せたくないから、我慢して、後でトイレで泣きました。ホテルは方言指導の方と同室だったので、そこでも涙を見せないようにしました」と濱田が打ち明ける。

 そんなつらい話ですら濱田が愛らしい笑顔で語っていると、どこからかすすり泣く声が……。同席していた彼女の母親が自分の知らない娘の苦労話を聞き、思わず涙してしまったのだ。驚いた濱田が「お母さん、泣いたらダメだよ」と声を掛けると、すかさず上戸が「泣きたいのはここねの方だよね(笑)!?」と冗談めかして、場を和ませていた。

 おしん役が決まったときも、誰よりも喜んで号泣したという濱田の母親。彼女を思い、濱田も涙をこらえて、撮影を乗り切ったのだろう。家族のためにたった一人で奉公に出るけなげなおしん。そのおしんを演じる濱田ここねもまた日本一、母思いのけなげな少女だった。(取材・文:高山亜紀)

映画『おしん』は公開中

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