中丸雄一、“新生”KAT-TUNに手応え
16日、KAT-TUNの中丸雄一が主演を務めるTBS系の新ドラマ「変身インタビュアーの憂鬱」の初回試写会と制作発表が行なわれ、中丸のほか、共演の木村文乃、監督の三木聡が登壇した。メンバー・田中聖の脱退で4人になったKAT-TUNが初めてリリースする新曲「楔-kusabi-」が主題歌になっていることについて、中丸は「このドラマの世界観にリンクした素晴らしい楽曲。これまでのKAT-TUNの良さを消さずに“新生”KAT-TUNとして、いいリスタートができたと思います」と手応えを明かした。
本ドラマは、アイデアに煮詰まった天才トリック作家が爽やかなインタビュアーに変身してさまざまな事件を追うコメディー仕立てのミステリー。テレビドラマ「時効警察」や映画『俺俺』で知られる三木が監督・脚本を担当し、総勢30人にもおよぶ濃厚なキャラクターと個性あふれる俳優陣でエッジの効いたダークな迷宮世界を展開する。一人二役に挑戦する主演の中丸と、美人編集者役の木村とのコミカルな掛け合いも見どころの一つ。
この日、舞台に立つはずの中丸は、こっそりマスコミ席に混じって作品を鑑賞。木村と三木監督が舞台に登場すると「皆さんこんにちは!」と突然立ち上がり、「今日はドラマのタイトルにもなっている『インタビュアー』となって、(ここにいる)記者さんと同じ立場で2人にガチで質問したいと思います」と語り、予期せぬサプライズに観客から黄色い歓声が飛び交った。
すっかりインタビュアーになりきった中丸は、試写会が終わった感想を三木に求めると、「KAT-TUNファンを敵に回すようなことばかりやっていますが、大丈夫でしたか?」と切り出し、「中丸くんをどう変身させようか? となったときに、『とりあえずロン毛のかつらでもかぶせておくか』みたいな感じで進んでいったね」と経緯を暴露すると、会場からは笑いがこぼれた。
一方の木村は、「自分で言うのもなんですが、面白かったです。三木グループ最高ですね。(監督から)遠慮なくやれと言われていたので遠慮なくやった結果です」と素直に喜びを表現。これに対して中丸も、「現場でモニターチェックをしないまま撮影が進んでいったので、(出来上がりが)まったく想像できなかった。でも今日、皆さんと初めて完成品を観ましたが、良かったです! 感動しました」と自信をのぞかせていた。(取材・文:坂田正樹)
ドラマNEO「変身インタビュアーの憂鬱」は10月21日よりTBS系にて放送開始 毎週月曜日深夜24:28~25:07