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ソフィア・コッポラ、父娘で歩いたグリーンカーペットに大興奮!

第26回東京国際映画祭

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日本のファンの前に立ったソフィア・コッポラ監督
日本のファンの前に立ったソフィア・コッポラ監督

 ソフィア・コッポラ監督が18日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた、第26回東京国際映画祭特別招待作品『ブリングリング』のジャパンプレミアに出席した。舞台あいさつで日本のファンの前に立つのは初めてというコッポラ監督は、グリーンカーペットを歩いた感想や、本作に出演する映画『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン起用の理由などを、気さくに語った。

映画『ブリングリング』舞台あいさつフォトギャラリー

 2011年に日本公開された『SOMEWHERE』のプロモーション以来、約2年9か月ぶりの来日で、同映画祭には初参加となったコッポラ監督。前日には父親のフランシス・フォード・コッポラと共にグリーンカーペットを歩き「とてもエキサイティングな体験でした。特に父と一緒に(カーペットを)歩いて、共に大勢の映画ファンの方と接することができたことをうれしく思います」と東京の熱気に興奮。劇場に集まったファンに向け「長年サポートをしてくれて感謝しています」と気さくに手を振って笑顔を見せた。

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 ソフィアといえば、映画を中心としたさまざまな活動でガーリー・カルチャーを牽引してきた存在。本作で実在の事件を映画化した理由についても「まさに今の若者のカルチャーを象徴している事件。わたしが育った時代とはどれだけ違っているのかを描きたいと思いました」と説明。さらに「このニュースを知ったときに、とても極端な話だと驚きました。昔から若者がいたずらをするのは当たり前ですが、10年前ならこういう事件はありえなかった」と心境を語った。

 『ハリー・ポッター』で優等生にふんしたエマが、窃盗団のメンバーを演じたことも話題の本作。「最初は、イメージとあまりに異なるので起用は考えていませんでした」というコッポラ監督だが、キャスティングディレクターの勧めで本人に対面し、考えを一転。「役のために一生懸命練習したカルフォルニア州のアクセントをわたしの前で披露して、その変身ぶりに感心したので起用しました」とエマの熱意を絶賛した。

 同作は無軌道な少年少女たちが引き起こした、被害総額3億円に上る実際の窃盗事件を映画化した異色青春ドラマ。セレブに憧れるニッキー(エマ)ら5人の若者が、パリス・ヒルトンオーランド・ブルームらハリウッドセレブの豪邸に侵入し盗みを繰り返す姿を描く。(中村好伸)

映画『ブリングリング』は12月14日より渋谷シネクイントほかにて公開

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