安倍首相、東京国際映画祭の成功を祈願!コンテンツ産業への支援を約束
第26回東京国際映画祭
17日、東京・六本木にて第26回東京国際映画祭が開幕し、安倍晋三首相がグリーンカーペットイベントとオープニングセレモニーに参加した。共に登壇したトム・ハンクスの主演映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』のせりふを引用して映画をはじめとするコンテンツ産業への支援を約束し、同映画祭のオープニングを締めくくった。
フェスティバル・ミューズを務める栗山千明と共に同映画祭の名物になっているグリーンカーペットイベントの大トリとして登場した安倍首相。沿道からの声援に手を振って応えるだけでなく、サインの求めにも応じるなど、ハリウッドスター顔負けのファンサービスで映画祭を盛り上げた。
その後出席したオープニングセレモニーでは、同じくグリーンカーペットに登場したトム・ハンクスが主演した映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまではわからない」というせりふを引用して、アベノミクスに言及。「今、われわれは新しい経済政策を進めている中であります。まさにこれから日本の経済を成長させようと思っていますし、その中核が日本のコンテンツ産業でもあります。日本のコンテンツをどんどん世界に発信していきたいと思っています」と宣言した。
「日本の経済を再生できるかどうか、そして日本の映画を世界にどんどん発信できるかどうかはわたしたちの意志にかかっていると思います。日本の映画産業は大きな可能性があります。その可能性を引き出していこうという、挑戦をする人をわれわれはどんどん応援していきたいと思います」と映画祭の成功を祈った安倍首相。最後には同席したトム・ハンクスやポール・グリーングラス監督、そして『清須会議』の三谷幸喜監督、役所広司と固い握手を交わしていた。
昨日は台風26号の影響で関東をはじめとする日本各地に大きな被害が遭ったが、この日は天気に恵まれ、幸先のよいスタートを切った今年の東京国際映画祭。グリーンカーペットには延べ284人のゲストが参加し、映画祭の魅力をさまざまな形でアピールしていた。(編集部・福田麗)
第26回東京国際映画祭は10月17日~25日に六本木ヒルズをメイン会場に、都内各所にて開催