東京国際映画祭は本日開幕!トム・ハンクス、デ・ニーロ…例年にも増して豪華な来日ゲストに注目
第26回東京国際映画祭
第26回東京国際映画祭が本日17日より、東京・六本木ヒルズほか都内各会場にて開催される。今年はオープニング作品の映画『キャプテン・フィリップス』に主演するトム・ハンクスが4年ぶりに来日するほか、映画『マラヴィータ』のロバート・デ・ニーロ、映画『ブリングリング』のソフィア・コッポラ監督の来日が予定されているなど、例年にも増して豪華な海外ゲスト陣となっている。
オープニング作品!トム・ハンクス主演『キャプテン・フィリップス』場面写真
第26回東京国際映画祭の最初の見どころは本日16時より六本木ヒルズで行われるグリーンカーペットイベント。このレッドカーペットならぬグリーンカーペットは同映画祭のエコロジーへの取り組みの象徴となっており、昨年は史上最多となる約440人のゲストが歩いた。今年は例年とは異なって平日の開催になるものの、トム・ハンクス、ソフィア・コッポラ&フランシス・フォード・コッポラ、役所広司、三谷幸喜、長澤まさみ、そして同映画祭のフェスティバル・ミューズを務める栗山千明といった国内外の豪華ゲストが登場する予定だ。
また、コンペティション部門には今年、邦画が2作選出された。二階堂ふみ主演・深田晃司監督の『ほとりの朔子』、そして大森南朋主演・榊英雄監督の『捨てがたき人々』が、世界中から集まった他13作品と最高賞である「東京 サクラ グランプリ」を競うことになる。日本映画は2005年開催の第18回以降、「東京 サクラ グランプリ」の受賞からは遠ざかっており、8年ぶりの受賞に期待が懸かる。同部門の審査委員長は映画『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)』などで知られる中国の巨匠チェン・カイコー監督が務め、日本からは女優の寺島しのぶが審査委員に名を連ねている。
そして、「作品重視の映画祭」をキーワードに他の部門をリニューアル。アジア新進作家の作品を紹介していた「アジアの風」部門を発展させる形でアジア・コンペティション部門「アジアの未来」を創設。これまでの「日本映画・ある視点」部門を「日本映画スプラッシュ」に、「ワールドシネマ」部門を「ワールド・フォーカス」にリニューアルし、海外進出を狙う日本のインディペンデント映画、世界各国の映画祭で話題になった映画を紹介する。
他にも日本公開前の話題作を上映する「特別招待作品」や豪華ゲストによる舞台あいさつが連日予定されている「TIFFアリーナ」などの催しが多数。25日のクロージングまでの9日間、世界各国の映画ファンが東京を訪れることが予想される。(編集部・福田麗)
第26回東京国際映画祭は10月17日~25日に六本木ヒルズをメイン会場に、都内各所にて開催