ニューヨークの伝説のクラブ、CBGBを描いた新作を『トワイライト』シリーズのアシュリー・グリーンが語る!
映画『トワイライト』シリーズで注目を浴びた女優アシュリー・グリーンが、新作『CBGB(原題)』について語った。
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同作は、1973年にヒリー・クリスタルがニューヨークの伝説のクラブCBGBを設立し、ラモーンズ、トーキング・ヘッズ、ブロンディなどのバンドを出演させながら、ヒリーと妻リサ・クリスタルが経営に奮闘する過程を描いた話題作。アシュリーはリサ・クリスタルを演じ、映画『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』のランドール・ミラーがメガホンを取った。
クラブCBGBについて「ニューヨーク出身のわたしは、CBGBのことは知っていたけれど行ったことがなく、またクラブが閉店する前にL.Aに引っ越したため、クラブの重要な基点を逃していたの。でも今作をリサーチする中で、多くの人に衝撃や影響を与えたこのクラブに、敬意を表することができたわ」と語り、出演理由については「わたしのマネージャーが音楽ファンで、脚本を読む前のオファーの時点から勧められた。多くの人は、バーやパンク・ムーブメントは知っているけれど、その背後でどのようにバンドたちを演奏させ、経営していたかは知らなくて、そんな内容が含まれた脚本が気に入ったの」と明かした。
ヒリー&リサ・クリスタルの関係について「リサはビジネス指向で物事を考え、ヒリーはアーティスト関係を重要視し、情熱を持っていた。クラブを経営するうえでは、お互いが協力し合って、両方の意見を取り入れる必要があったけれど、リサがいつも二人の関係では大人の対応をしていたの。今作でもわかるように、仕事場でお互いが緊張した関係だったことは、ヒリーを演じるアラン(・リックマン)やリサを演じるわたしにも重要だったわ」と語った。
実際にリサに会ってみて「幸運なことにリサは、この映画のプロデューサーの一人としてセットを訪れていたため、彼女のアクセントを聞くことができて役に立った」と答えた。また、すでにCBGBのクラブ自体は閉店しているため、どのようなセットだったのか、との質問に「実際にCBGBで使用されていたバー、電話機などを、撮影されたジョージア州のサヴァンナに移動させて、一からCBGBを再現させたの。特にトイレの再現には、ぞっとするほど驚かされた」と話した。
映画は、伝説のクラブがいかにして経営されていたかを裏方の観点から鑑賞でき、パンクファンならずとも、音楽ファンが楽しめる作品に仕上がっている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)