佐々木蔵之介&深田恭子が殿様と女郎役!城戸賞入選の時代劇で共演!
シナリオ文学賞「城戸賞」で入選を果たした脚本を映画化する『超高速!参勤交代』のキャストが発表となり、佐々木蔵之介と深田恭子の出演が明らかになった。タイトルの通り、通常8日はかかる参勤交代を実質4日で走破せねばならなくなった、ある弱小藩の奮闘を描く時代劇で、佐々木はお人好しな殿様を、深田はヒロインの飯盛り女を演じる。
城戸賞は、1975年から続くシナリオ文学賞。本作は、近年『のぼうの城』を輩出した同賞において、見事入選を果たした、土橋章宏によるオリジナル脚本の映画化となる。メガホンを取るのは、『ゲゲゲの鬼太郎』『鴨川ホルモー』の本木克英監督。
舞台となるのは、実在した藩である磐城国湯長谷藩(現・福島県いわき市)。江戸時代の1735年、藩の金山を狙う老中によって「5日以内に参勤せねば、藩を取り潰す」と無理難題をふっかけられた藩主・内藤政醇(佐々木)以下7名が、少人数のみで山中を近道して駆け抜ける、奇想天外な作戦に挑む姿が描かれる。
殿様役は初挑戦という佐々木は、「クランクインしてみんなに『殿!殿!』と呼ばれるようになって、今はすっかり殿様気分です」と笑顔。作品については「お金がない、時間もない、人もいない、そんな状況の中での東北の貧しい小藩の武士たちの参勤交代。登場人物みんなが一生懸命で美しく、だからこそのおかしみとかわいらしさを持っています。温かくて元気が出る、今までに見たことがない愛ある時代劇です」と思い入れの深さを明かす。
一方の深田は、宿場女郎とも称される飯盛り女役に挑戦。口は悪いがどこか憎めないヒロイン、お咲にふんし「女郎役のわたしは佐々木蔵之介さん演じるお殿様に守られる役どころですが、その殺陣の迫力がすごくて、本当に守られているような気持ちになりました」とウットリ。「蔵之介さんの戦う姿や、かわいらしい福島弁など、観ていて心が惹(ひ)きつけられる作品になると思います」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『超高速!参勤交代』は2014年全国公開予定