戸田恵梨香「SPEC」完結は加瀬亮と提案 10年スパン企画も存在したと明かす
人気ドラマ「SPEC」シリーズの完結編2部作の前編『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』の公開を目前に控えた30日、都内で一夜限りのファンイベントが開かれ、主演の戸田恵梨香と加瀬亮、メガホンを取る堤幸彦監督が、会場に集った600人のファンと共に「SPEC」トークで大いに盛り上がった。
この日のイベントでは、来場者にボウズ頭(カツラ可)、黒系のスーツに白いシャツ、黒無地のネクタイ(角タイ)という、加瀬が演じる瀬文焚流と同じコスチュームの着用という「指令」が事前に届けられていた。ほとんどの観客は、ビニールのハゲヅラにマジックで細かい点を描き、瀬文の丸刈りを表現。だが中には、この日のため本当に丸刈りになった女性たちの姿もあった。
そんな600人の瀬文たちを前に加瀬は、うれしそうな表情を見せながら、開口一番「オレはハゲじゃねえんだよ!」と一言。同じくハゲヅラをかぶって登場した堤監督も「(会場近くの)ドン・キホーテは、こんなにハゲヅラが売れて、びっくりだろうね」と笑いを誘った。また「皆さん、会場に来るまでに捕まらなくてよかったね」と笑う戸田も、「わたし、今日(ヘアスタイル)は長いです、パーマです。ボブで来ると思った?」と「SPEC」で演じる当麻紗綾の髪形を意識させるように語った。
その戸田は「実は今回を完結篇にしましょうと言ったのは、わたしと加瀬さんからなんです。10年スパンという企画もあったけど、加瀬さんが50歳になってしまうので」と驚きの裏話を告白。すると堤監督も「実は(後編)『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇』はまだできていません。わたしハゲヅラかぶっている場合じゃないです。公開前日に(劇場に)飛び込む覚悟」とこちらもビックリな発言で会場を笑いに包んでいた。(取材/岸田智)
『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』は11月1日より
『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇』は11月29日より全国東宝系にて公開