アカデミー賞のテレビCM枠が記録的速さで売り切れ
来年3月2日(現地時間)に開催される第86回アカデミー賞授賞式のテレビ放送コマーシャル枠が、記録的な速さで売り切れたとThe Hollywood Reporterが報じた。
来年のアカデミー賞の司会はエレン・デジェネレスが務めることになっており、彼女の好感度の高さが広告主に質の高いアカデミー賞への期待をもたらしたのかもしれない。コマーシャル枠の値段は、30秒で190万ドル(約1億9,000万円)が最高額だったよう。(1ドル100円計算)
枠が売り切れるもう一つの理由は、他の授賞式に比べ、アカデミー賞はコマーシャルを流す時間を少なくしているからだという。一般的な授賞式は1時間あたり14分をコマーシャルに割いているが、アカデミー賞は約10分となっている。
このところ授賞式の視聴率は安定していなかったが、作品賞のノミネート枠を10作品に広げてからは視聴者数も回復。昨年のセス・マクファーレンの司会には批判的な意見が多かったものの、平均で4,030万人が視聴したとの統計が出ている。これは2010年以来の高記録だった。(澤田理沙)