人気SF小説の映画化作品『エンダーのゲーム』がナンバーワン! -11月4日版
全米ボックスオフィス考
オースン・スコット・カード原作の人気SF小説を実写映画化したSFアクション映画『エンダーのゲーム』が、2,702万ドル(約27億200万円)の興収を上げて初登場第1位になった。宇宙戦争を終わらせるという使命を背負って生まれてきたエンダーを、映画『ヒューゴの不思議な発明』のエイサ・バターフィールドが好演しており、共演にハリソン・フォード、ベン・キングズレーと豪華な面々が名を連ねている作品だ。(1ドル100円計算)
ジャッカス最新作を跳ね除け今週トップとなった映画『エンダーのゲーム』場面写真
第2位は、首位から転落の映画『ジャッカス・プレゼンツ:バッド・グランパ(原題) / Jackass Presents: Bad Grandpa』。今週は、興収2,001万ドル(約20億100万円)で落下率37.6パーセントとなっており、来週の興収次第では、シリーズの興収において歴代2位になりそうだ。
初登場第3位は、興収1,633万ドル(約16億3,300万円)で、コメディー映画『ラスト・べガス(原題) / Last Vegas』。ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、マイケル・ダグラスという、人気のオヤジセレブが集結しており、評判も上々。ファンの批評サイトではA-を獲得しており、このままいけば興収は5,000万ドル(約50億円)を超えると考えられる。
初登場といえども予想を大きく下回り、第4位だったのは、アニメ映画『フリー・バーズ(原題)/ Free Birds』で1,581万ドル(約15億8,100万円)。感謝祭には七面鳥を食べるという習慣を変えるべく、主役の七面鳥たちがタイムマシーンに乗って歴史を変える旅に出るというコミカルなストーリー。 ユニークな物語に焦点を絞らず、要領を得ないPRを行ったことが致命傷となったようだ。
先週の第2位から第5位に落下してしまったのは、映画『ゼロ・グラビティ』で1,283万ドル(約12億8,300万円)。ちなみに累計興収は2億ドル(約200億円)を突破している。
さて今週末公開になる大型作品は、映画ファン待望の続編となる映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。3,800館以上で公開される『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に対抗できそうな新作はなさそう。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』が、『エンダーのゲーム』を首位から引きずり下ろす可能性は非常に高い。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)