岡田将生、石橋蓮司から麻雀指導!二階堂ふみには「牌の説明をしたくらい」
映画『四十九日のレシピ』の初日舞台あいさつが9日、新宿バルト9で行われ、主演の永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、タナダユキ監督が登壇した。現場ではお酒を飲みながら語り合う“石橋塾”と呼ばれる演技指導があり、岡田が“塾生”になったことなど、撮影現場の話題で盛り上がった。
登壇した岡田が「いろんなことを教えてもらって、なんかすごく勉強になりました」と恐縮した様子を見せると、石橋の「僕はお酒を飲むとおしゃべりになるんですが、岡田君は聞き上手で……聞き上手ってことは、人の話を聞いてないってことで、『これはやり過ごしてるんだな』ってのを感じながら、一緒に飲んでおりました」と見透かしたような発言に会場は爆笑。慌てて岡田が「ちゃんと聞いてましたよ」と答えると、永作も「聞いてましたよ、偉いなぁって思いました」とほほ笑みながらフォローした。
また小道具にあった麻雀牌を使った石橋の指導もあり、二階堂が「初めて牌を触りました。楽しかったです」と振り返ると、石橋が「卓を囲んだというのではなく、ただ牌の説明をしたくらい」と説明。だがその直後に「岡田君には教えておりました」と付け加え、岡田も「教えていただきました」と苦笑した。
タナダ監督は「良い原作や素晴らしい脚本があって映画ができました。もし良いなと思って人に伝えるときには『空腹では見ないように』と伝えていただけたら」と本作をアピール。最後には永作が「優しい作品が出来上がったと思います。見終わった後に、少しでも多く思ってくれたり、一言でもみんなとお話ができる機会があればと思います」と期待を込めて締めくくった。
同作は、伊吹有喜の同名小説を原作に、母を突然亡くした主人公が、残されたレシピを元に「四十九日の大宴会」を迎えるまでのおかしな日常を描いた物語。(取材・文:県田勢)
映画『四十九日のレシピ』は全国公開中