赤西仁、キアヌ・リーヴスの侍姿に「すごくセクシー」
来日中のキアヌ・リーヴスが19日、都内で行われた映画『47RONIN』のワールドプレミアに、真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督、プロデューサーのパメラ・アブディらと共に出席した。イベント中では、赤西から劇中の侍姿を「セクシー」と絶賛されたキアヌが、日本語で照れてみせる場面もあった。
豪華キャストが勢ぞろいするとあって、この日のレッドカーペットには約1,000人のファンが集結。ファンからの握手やサイン攻めに快く応じたキアヌは、かなりの冷え込みに日本語で「サムイ、サムイ」と言いながら肩をさするなど、ユーモアたっぷりのジェスチャーを見せる一幕も。さらにステージ上で赤西から「キアヌの侍姿が、個人的にすごくセクシーだと思った」と声を掛けられると、うれしそうに「ドーモ、ドーモ」とやはり日本語を交えたちゃめっ気たっぷりなしぐさを見せ、周囲を笑いに包んだ。
さらにキアヌは、「皆さんと会えてうれしいです。笑顔を見せてくださいね。ありがとうございました」と日本語でスピーチ。映画について「名誉、愛、犠牲というものについて深く語っている作品。人生に対しても肯定的。たくさんのメッセージを受け取ってください」と語ると、赤西も「素晴らしい物語を皆さんに楽しんでもらいたい」とファンにメッセージを送った。
そのほかの日本人キャストも、作品の完成に感慨深い表情。真田が「新しい時代を作ろうと、みんなでゴールを目指して頑張った。苦楽を共にした仲間とこうして作品を披露できることを誇りに思います」と語ると、柴咲はキアヌとのラブシーンにふれ「やはり見どころになるでしょう」と笑顔。さらに浅野が「吉良を演じています。みんなが僕を殺そうと必死になる映画です。観た人が、僕が殺されてよかったって思う、そんな作品になるのかな」とジョークを交えて語り、同じく悪役を務める菊地は「悪役は初めてで、味をしめました。浅野さんと、どんな風にしたら意地悪に見えるか相談しながらやりました」と目を輝かせていた。
本作は歌舞伎や映画、ドラマなどで不動の人気を誇る「忠臣蔵」を大胆にアレンジしたアクションファンタジー。この日は国内外を問わず、400社近くのプレスが集合し、作品に寄せられる期待の高さをうかがわせた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『47RONIN』は12月6日より全国公開