『マイティ・ソー』、新作に追い上げられるも2週連続ナンバーワン!
全米ボックスオフィス考
先週、ダントツの首位だった映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は、今週のチャートで新作ロマンチックコメディー映画『ザ・ベスト・マン・ホリデー(原題) / The Best Man Holiday』の追撃をかわし、3,659万ドル(約36億5,900万円)の興収で逃げ切り、2週連続ナンバーワンの座をキープした。初登場の『ザ・ベスト・マン・ホリデー(原題) / The Best Man Holiday』はトップを逃したものの、3,011万ドル(約30億1,100万円)をたたき出した。(1ドル100円計算)
2週連続トップとなった映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』場面写真
『ザ・ベスト・マン・ホリデー(原題) / The Best Man Holiday』は、14年も前に公開されたロマンチックコメディー映画『ベストマン』の続編で、アフリカンアメリカン層をターゲットにした作品。Studio System Newsによると、事前のリリースでは、約1,000万ドル(約10億円)を下回るデビュー興収予想を出していたという。
第3位は、844万ドル(約8億4,400万円)でトップ3に返り咲いたコメディー映画『ラスト・べガス(原題) / Last Vegas』。オヤジパワーに屈して、第4位にダウンしてしまったのは、811万ドル(約8億1,100万円)の興収でアニメ映画『フリー・バーズ(原題) / Free Birds』。 そしてトップ5のラストは、3ランクダウンの究極おバカコメディー映画『ジャッカス・プレゼンツ:バッド・グランパ(原題) / Jackass Presents:Bad Grandpa』で、742万ドル(約7億4,200万円)という結果になった。
さて今週末は、ファンお待ちかねの映画『ハンガー・ゲーム』続編にあたる映画『ハンガー・ゲーム2』が約4,100館で公開される。シリーズ人気はもちろんのこと、この上映館数から考えても『ハンガー・ゲーム2』がボックスオフィスで大勝利を収めることは火を見るより明らかである。
『ハンガー・ゲーム2』に興味のない映画ファンが流れてくることを期待してか、ヴィンス・ヴォーン主演のコメディー映画『デリバリー・マン(原題) / Delivery Man』も週末公開を控えているが、強敵がひしめき合うトップ5でどのような成績を収めるか。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)