今年の英語の言葉は「自分撮り(セルフィー)」
オックスフォード英語辞典が選ぶ2013年の英語の言葉が発表され、デジタル時代ならではの言葉「Selfie(セルフィー)」が選ばれた。
セルフィーとは、携帯電話などを自分に向けて写真を撮る自分撮りのことで、Facebookやツイッター、インスタグラムなどにはこれらの写真があふれている。
キム・カーダシアン、マイリー・サイラス、ジャスティン・ビーバーなども、ことあるごとにセルフィーを撮ってはSNSで公開し話題になっている。
オックスフォード大学出版によると、最初にセルフィーという単語が使われたのは2002年9月13日にオーストラリアのチャットルームに掲載された、男性の写真とメッセージだったらしい。
この男性は前日に泥酔して転び、顔面を地面に打ちつけた際、上の歯が下唇から突き出してしまう大けがを負ったとのこと。その状況と写真を掲載した男性は、「焦点が合ってなくて申し訳ない。セルフィーだったんでね」と書かれていたそうだ。
セルフィーからはすでに派生語も生まれている。自分の髪型(ヘア)を撮るヘルフィー、自分のお尻(バックサイド)を撮るベルフィー、エクササイズ(ワークアウト)中の自分の写真を撮るウェルフィー、酔っている(ドランク)自分を撮るドレルフィーなどがあると言われている。(澤田理沙)