破天荒アイドルBiS、不吉な主演映画タイトル嘆く…公開するたびメンバーが脱退?
アイドルグループBiSのプー・ルイとヒラノノゾミが26日、シネマート六本木で行われた映画『アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-』の完成披露試写会に出席し、縁起の悪い映画のタイトルを嘆いた。この日は柳英里紗、金子沙織、國武綾、大島葉子、三輪ひとみ、加藤行宏監督も来場した。
アイドルとしてはご法度ともいえる一見全裸のPVを発表、またファッションデザイナーのコシノジュンコが終身名誉メンバーに就任するなど、過激な活動で世間を騒がせている破天荒アイドルグループ、BiS。2012年の初主演映画『MOOSIC PRODUCTS!/アイドル・イズ・デッド』は、そんな彼女たちが、幾多の困難を乗り越え、人を傷つけ、殺し合いながらもステージに立つ姿をエモーショナルにとらえた作品として、高い評価を受けた。
本作はその続編となり、今回も宿敵アイドルグループの陰謀に巻き込まれながら、それでもステージに立とうとするBiSの姿をブラックユーモアたっぷりに描き出している。しかしグループのリーダーであるプーは、「不吉な映画のタイトルどおり、公開されるたびにメンバーがどんどんやめていく」と嘆き節。同席した共演者たちから笑いが起きたが、事実、本作の撮影後にはグループメンバーであったテラシマユフ、ミチバヤシリオの二人が脱退している。
一方、劇中でBiSのライバルとなるアイドルグループ「エレクトリック★キス」のメンバーを演じた柳は「この映画のBiSちゃんたちはすごくかわいい。ライブシーンも見どころです」とグループを称賛。作品についても「研究員(BiSのファン)さんとの関係もとてもすてきで、愛を感じることが多かったんです。わたしもBiSちゃんのファンなので、ぜひともそこを観てもらいたい」と熱くコメントした。
そのライブシーンには加藤監督も手応えを感じているようで、「ライブシーンのエキストラを募集したら、研究員さんたちがわれ先にと埼玉県と群馬県の境まで駆けつけてくれた。その熱意が最後のライブシーンに結実しているので、そこをぜひ観ていただきたい」と力強く語っていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-』は2014年1月11日よりテアトル新宿ほか全国順次レイトショー公開