7年ぶり来日のサンドラ・ブロック、初共演のジョージ・クルーニーは「最悪!」
映画『イルマーレ』のプロモーション以来、7年ぶり5度目の来日を果たした女優サンドラ・ブロックが4日、都内で行われた主演最新作『ゼロ・グラビティ』の来日記者会見にアルフォンソ・キュアロン監督、デヴィッド・ハイマン(製作)と共に出席した。サンドラは長年の友人でありながら今作が初共演となったジョージ・クルーニーについて「最悪!」と評し、笑いを誘った。
日本に着いたばかりで寝ていないサンドラ・ブロック…来日会見フォトギャラリー
気心が知れていることを感じさせるように、サンドラはジョージを「皆さんが信じてきたことはウソです。意地悪だし、遅刻はするし!」とけなすも、一拍置いてから「それは冗談。本当のことを言わないとね」とニッコリ。「(こういうことを言うと)だいたい、プレスに出ちゃって、電話で怒られるんです」と苦笑いしながらも、「魅力的でオーラがあって、週に7日、一日24時間仕事をしている。楽しいし、素晴らしいところもあるし、わたしたちを常に助けようとしている。本当に素敵な人です」とジョージを持ち上げた。
また、赤いタイトなドレス姿で登場したサンドラは「素敵なドレス」と報道陣から褒められると、「日本に着いたばかりで寝ていないから、皆さんがわたしの顔を見ないでドレスを見るように赤にしたの」とちゃめっ気たっぷりに明かした。
本作は、事故によって宇宙空間に放り出され、スペースシャトルも大破してしまった宇宙飛行士と科学者が決死のサバイバルを繰り広げるSFサスペンス。すでに全世界で約600億円もの興行成績を収め、アカデミー賞最有力候補との呼び声も高い作品だが、サンドラはアカデミー賞について「ありえないかな」と小声で一言。「でも、この映画を撮ったことは、(わたしにとって)一生に一度の経験」と満足げな表情を見せていた。(取材・文:嶋田真己)
映画『ゼロ・グラビティ』は12月13日より全国公開