感謝祭後の週末興収記録更新!ディズニーアニメ『アナと雪の女王』が首位! -12月9日版
全米ボックスオフィス考
アメリカが大寒波に見舞われた週末、新たにトップに輝いたのはディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』だった。興収3,162万ドル(約31億6,200万円)をたたき出した本作は、これまでピクサーのアニメ映画『トイ・ストーリー2』が保持していた感謝祭後の週末興収記録を破っており、最終興収2億5,000万ドル(約250億円)と予想されている。ちなみに惜しくも3週連続ナンバーワンを阻止され第2位となったのは、映画『ハンガー・ゲーム2』で2,619万ドル(約26億1,900万円)だった。(1ドル100円計算)
第3位は、犯罪ドラマ映画『アウト・オブ・ファーナス(原題) / Out of the Furnace』で522万ドル(約5億2,200万円)。ジェフ・ブリッジスにアカデミー賞主演男優賞をもたらした映画『クレイジー・ハート』の監督スコット・クーパーの作品で主演にクリスチャン・ベイル、共演にはケイシー・アフレック、ゾーイ・サルダナ、フォレスト・ウィテカーと豪華なメンツがそろっているのだが、2,101館で封切られた作品にしては、いまひとつな結果となった。
先週からワンランクダウンの第4位は、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で、481万ドル(約4億8,100万円)。そしてトップ5最後は、ヴィンス・ヴォーン主演のコメディー映画『デリバリー・マン(原題) / Delivery Man』。374万ドル(約3億7,400万円)の興収で先週のトップ5外から返り咲いた。
いよいよ今週末は、映画ファン待望の超大作映画『ホビット 竜に奪われた王国』が公開される。同時にコメディー映画で出せばそこそこ当たるタイラー・ペリー監督の映画『ア・マデア・クリスマス(原題) / A Madea Christmas』も公開されるが、恐らくホビットの猛威にはかなわないだろう。
これらに加え、こぢんまりと6館のみで限定公開されるのが映画『アメリカン・ハッスル』。デヴィッド・O・ラッセル監督が再びクリスチャン・ベイル、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンスらと組んだ意欲作で、公開館数から考えるとランキングを騒がすことはないだろうが、すでに第80回ニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞・脚本賞・そしてジェニファー・ローレンスが助演女優賞を受賞するなど気になる作品。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)