ハリウッド版『GODZILLA』がついに公開決定!初代『ゴジラ』をリスペクト
ハリウッドで再リメイクされる映画『GODZILLA』の公開日が2014年7月25日に決定し、第1弾予告編がオフィシャルサイトで公開された。製作決定からこれまで、新「ゴジラ」の姿はひた隠しにされていたが、同映像中でついに解禁。1998年のハリウッドリメイク(ローランド・エメリッヒ監督)とは異なり、初代『ゴジラ』をほうふつとさせる造形と雄たけびが確認できる。
来年は『ゴジラ』シリーズ最終作と銘打たれた2004年の『ゴジラ FINAL WARS』から10年、シリーズ第1作から60年の節目の年。オリジナルのファンであることを公言しているギャレス・エドワーズ監督の下、ハリウッドで再リメイクされる本作は、これまでの『ゴジラ』シリーズを踏まえた作品だ。日本からは渡辺謙がメインキャストに加わっているほか、初代『ゴジラ』主演の宝田明も出演する。
渡辺は「ゴジラがハリウッドで映画化されることに対して、『え? 今、ゴジラ?』と思う人もいるかもしれません」とした上で「でも、それを凌駕(りょうが)して余りあるだけのエネルギーが脚本にありました。だから喜んで参加させていただきました。僕ら日本人はゴジラの『本家』だと思っています。その『本家』の気持ちを、ギャレスはちゃんと理解してくれていて、それを壊すのではなく踏襲してくれています。さらに、いま起こっている問題もきちっと織り込んである素晴らしい脚本でした」と明かしている。
製作を手掛けるのは、『ダークナイト』『インセプション』『パシフィック・リム』といった大作・話題作を手掛けたレジェンダリー・ピクチャーズ。まだまだ多くのことが謎に包まれてはいるものの、ハリウッドの一流スタジオと『ゴジラ』のタッグがどんな化学反応を起こすのか、楽しみだ。
また、シリーズ60周年となる来年にはオリジナル『ゴジラ』(1954)が約80館という異例の規模でリバイバル上映されることも決定。『ゴジラ』歴史上初となるデジタルリマスター版を上映する。(編集部・福田麗)
映画『GODZILLA』は2014年7月25日より全国公開