『リトル・ミス・サンシャイン』の監督が、『世界にひとつのプレイブック』の原作者の新作を映画化!
映画『リトル・ミス・サンシャイン』『ルビー・スパークス』のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス夫妻が、映画『世界にひとつのプレイブック』の原作者マシュー・クイックの新作小説「ザ・グッド・ラック・オブ・ライト・ナウ(原題) / The Good Luck of Right Now」を映画化することが明らかになった。CinemaBlend.comほか複数メディアが報じている。
本作は、マシュー・クイックの原作の映画化権を取得したドリームワークスの下で企画されている作品で、そのストーリーは、母親と住んでいた中年の男が、母親が亡くなり、実の父親を捜しに、図書館で働く女性とその女性の下品な弟、そして過去に神父だった男と共にカナダまで旅をするロードムービー。さらに、亡くなった母親の下着が入っていた引き出しに、俳優リチャード・ギアの「フリー・チベット」という手紙を見つけたことから、勝手にコネクションを感じ、リチャード・ギアに手紙を書いていくという設定も興味深いところだ。
映画『グッド・ガール』『スクール・オブ・ロック』のマイク・ホワイトが、マシュー・クイックの原作をすでに脚色しているようだが、これまで全ての作品で脚本を担当してきたジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス夫妻が、いくらか改稿する可能性があると思われる。
もっともジョナサン&ヴァレリー夫妻は、作曲家、作家、テレビの司会者とマルチに活躍したフレッド・ロジャースの伝記映画も企画中で、どちらを先に製作していくかは未定だ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)