アカデミー賞外国語映画賞の候補作が発表 日本代表『舟を編む』は外れる
現地時間20日、第86回アカデミー賞外国語映画賞の候補作品9本が発表され、日本から出品されていた石井裕也監督の『舟を編む』は惜しくも候補から外れた。同部門では第81回に滝田洋二郎監督の映画『おくりびと』が受賞。だがそれ以降、日本映画は5回連続でノミネートを逃す結果となった。
同作は2012年本屋大賞第1位に輝いた三浦しをんの小説を、松田龍平主演で映画化したドラマ作品。辞書作りにいそしむ人々の悲喜こもごもを、10年以上にわたる時間の流れと共に描き出している。
ノミネート5作品は来年1月16日(現地時間)に発表され、授賞式は同3月2日にハリウッド&ハイランド・センターにあるドルビーシアターで開催される。
第86回アカデミー賞外国語映画賞の候補作品は以下の通り。
『オーバー・ザ・ブルースカイ』フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン監督(ベルギー)
『鉄くず拾いの物語』ダニス・タノヴィッチ監督(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
『ザ・ミッシング・ピクチャー(英題)/ The Missing Picture』リティー・パニュ監督(カンボジア)
『偽りなき者』トマス・ヴィンターベア監督(デンマーク)
『トゥー・ライヴス(英題) / Two Lives』ゲオルク・マース監督(ドイツ)
『グランド・マスター』ウォン・カーウァイ監督(香港)
『ザ・ノートブック(英題)/ The Notebook』ヤーノシュ・サース監督(ハンガリー)
『ザ・グレイト・ビューティー(英題)/ The Great Beauty』パオロ・ソレンティーノ監督(イタリア)
『オマール(原題)/ Omar』ハニ・アブ・アサド監督(パレスチナ)
(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)