伊藤淳史＆仲村トオル「チーム・バチスタ」シリーズ完結に涙

　シリーズ最終章となるフジテレビ系新ドラマ「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」（7日夜10時～）の製作発表が6日に都内で行われ、約6年にわたって同ドラマシリーズに携わった俳優・伊藤淳史が撮影中に何度も涙し、相棒役の仲村トオルの目にも涙が光ったことを明かした。

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　同ドラマは医師で作家の海堂尊による小説を原作にした医療ドラマシリーズ最新作。心療内科医・田口（伊藤）と厚生労働省の官僚・白鳥（仲村）が、病院の大きな闇に挑む姿を描く。完結編となる映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』の公開も3月29日に決まっている。

　撮影はすでにクランクアップし、何度も最後を意識して涙したという伊藤は「トオルさんとも終わる直前まで『終わる気がしないよね』って話していたけど、『以上です』って言われた途端にグッときました。（映画版の）クランクアップのときのあいさつではトオルさんも涙されていました。トオルさんのそういうところは見たことがなかったです」と振り返った。

　伊藤は仲村に恋愛相談などもしていたそうで「ものすごく大人な見本になる答えをいただいていました。最初のシリーズでは結婚していなかったのでそのときの話を、『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』のときには入籍したので新婚生活や夫婦の絆が長続きする秘けつを。今度は子どもができたら、そういう話もメールでしようかな」と目を細めた。

　共演者としても人生の先輩としても仲村に対して「感謝してもしきれない」という伊藤は、「取材中に『今回最後ですが、改めてトオルさんとはいかがですか？』と聞かれて、お互い褒め合いみたいになって取材中に泣きそうになることも結構ありました」と照れくさそうに回顧。

　また「最高のものを見せようと思って力が入るところもありましたが、ワンカットたりとも力を抜かずに最後まで走りぬくことができた」と晴れやかな笑顔でプレッシャーをはねのけた。この日は伊藤、仲村のほか共演の栗山千明、水野美紀、柳葉敏郎も出席した。（中村好伸）

ドラマ「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」は1月7日22時よりフジテレビ系で放送開始
映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』は3月29日公開