TAO、ヒュー・ジャックマンとの再共演を熱望!女優業の展望を語る
映画『ウルヴァリン:SAMURAI』のヒロイン・マリコ役で女優デビューを果たした日本人モデルのTAOが、「いつか、女性版ヒュー・ジャックマンという存在になって、いろいろなことができれば」と女優業への展望を語った。TAOはヒューの大ファンだったことをきっかけに同作のオーディションを受け、見事にハリウッド映画のヒロインの座を獲得したという経緯がある。
鮮烈なハリウッドデビュー!映画『ウルヴァリン:SAMURAI』フォトギャラリー
初のハリウッド映画というのはもちろん、演技自体が初めてだったというTAO。マリコという役については「きっと彼女は普段から『みんなとは違うんだ』と諦めたようなところがあるんでしょうけど、わたし自身も昔から背が高くて、『何で自分はみんなと違うんだろう』と悩んだ時期があったんです」と共通点があったことを告白する。
そのことが身に染みてわかったのは、映画の撮影後、ジェームズ・マンゴールド監督とお茶を飲みながら話していたときだという。当時、プライベートで悩みを抱えていたTAOは「マリコについて話をしていて、自分で『わたしって本当にマリコだ』と思いました。終わってまで、こんなふうに役と現実が投影し合うものなの? って(笑)……撮影中、わたしは本当に演技をしているという感覚もなくて、それがいい方向に反映されました。マリコになるとか離れるとか、そういうプロセスもなくて、今こうやって彼女について話をするのも、遠い話のような気もするし、いつも自分の中にあるような気もするし。不思議な感じですね」と振り返った。
そんなTAOをヒロイン役に推したのは、実はヒューその人。TAOがそのことを知ったのは撮影後だったというが、撮影中もヒューが気さくに声を掛けてくれたといい、「歌が好きだって言ったら、いきなり歌いだして、わたしに歌わせようとしたりしていました。わたしはシャイだったので、『ヒューとなんか歌えません』っていう感じでしたけど」と思い返し、はにかむ。
ハリウッド映画のヒロイン役から女優の道を歩き始めたTAOは「最初のオファーがたまたまハリウッドだったというだけ」と恐縮しつつも、「いつか、ミュージカルをやりたいです」と口にした。憧れのヒューもミュージカルで活躍しており、そのことを問われると、「いつかヒューとミュージカルで共演……それがわたしにとっての目標かもしれないですね」と再共演を熱望していた。(編集部・福田麗)
『ウルヴァリン:SAMURAI』DVD&ブルーレイは1月8日発売 税込み価格:4,190円(2枚組ブルーレイ&DVD[初回生産限定])、3,490円(DVDのみ) デジタル先行配信中