もう一人の自分と共存したい!? ホラー映画で主演を務めた水川あさみが仰天発言!
第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作の映画化作品『バイロケーション』で一人二役を務めた水川あさみが、撮影のウラ話や自分と同じ容姿・個性を持つもう一人の自分=バイロケについて独自の考えを明かした。
もう一人の自分が出現する怪奇現象“バイロケーション”を描いた本作で水川が演じたのは、画家を目指すヒロインの忍と、彼女の前に突然現れるバイロケの忍という、極めて特殊な一人二役。同じ画面の中で二人の忍が対峙(たいじ)するシーンに挑戦した水川は、「いつもなら相手役の俳優さんの感情表現を受ける形でお芝居をしていくのに、それを全部自分でしなければいけないので、ちゃんと成立するのかな? という不安があったんです。でも、仕上がりを観たらちゃんと感情をぶつけ合えていて、自分とお芝居できているなあと安心しました」と満足げに撮影を振り返る。
しかも、オリジナルとバイロケは人格が異なるため、細かいしぐさや表情で演じ分けなければならなかったという。「基本は同じ女性なんですけど、たった一つの選択が、こんなにも人生や人格を変えてしまうのだ、ということを意識しながら演じました」と語る水川。今回の難役で、彼女が女優として大きく進化したことは言うまでもない。
ちなみに、もしも水川の前に自分のバイロケが現れたとしたら、「うまく共存したいです!」と断言。そして、「仕事が続いて体力的にキツイとき、『この1週間はわたしがやるから、後の1週間はそっちがやって!』って言いたいですね。バイロケはオリジナルとの差異がないから、きっとできるはずなんですよ(笑)」と朗らかに持論を明かした。
後悔や嫉妬心など、人間のダークな感情を浮き彫りにする異色のホラーサスペンス『バイロケーション』。もう一人の自分と対峙(たいじ)する水川の熱演に注目だ。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『バイロケーション』表は1月18日より公開
映画『バイロケーション』裏は2月1日より公開