シュワルツェネッガー、スタローンとの最悪な共演企画を告白!
シルヴェスター・スタローンと最新映画『大脱出』で本格共演を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガーが、デビューして以来、あまりにも長い間共演作がなかった理由を明かした。
スタローンとシュワルツェネッガーは、ほぼ同時期に映画デビュー。スタローンは『ロッキー』、シュワルツェネッガーは『ターミネーター』などのドル箱シリーズをものにし、ハリウッドを代表する二大アクションスターとして肩を並べてきた。
これまで多くのファンが望んだであろう二人の本格共演が、今日までかなわなかった理由はどこにあるのだろう? シュワルツェネッガーは「もちろん、1980年代も1990年代も、山ほど共演企画のオファーはあったよ。でも、残念ながら二人が納得できる作品が一つもなかったんだ」と当時を振り返る。
その山ほどあった共演企画の中でも「最悪だった企画」についてシュワルツェネッガーは「これはスライ(スタローンの愛称)とも完全一致で決まったんだけど、最悪だったのが一つある」とニヤリ。その内容とは「地球上の人間が全員死んで、犬と猫に変身してしまった世界が舞台なんだ。それで……多分想像がつくとは思うけど、スタローンが猫軍団のボス、僕が犬軍団のボスになって戦うんだよ! ばかばかしすぎるだろ!」と大爆笑。二人の歴史の中でもワーストレベルの脚本として、互いの記憶に強烈に残っているのだという。
それから時はたち、ついに二人が本格的な共演を決意したのが『大脱出』。シュワルツェネッガーは「これまでファンのみんなに観たい! って言われてきたことを、全て二人で実現したつもりだ!」と自信をのぞかせる。「ド派手なアクションも、迫力のファイトシーンも若い頃と変わらないだろ? 僕たち二人が現場でも一番元気だったんだから。まだまだ現役で頑張っていくよ!」デビューから約40年、遂に実現した夢の本格共演に66歳のシュワルツェネッガーは満足げな笑みを浮かべていた。(編集部・森田真帆)
映画『大脱出』は1月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開