「半沢直樹」「あまちゃん」の滝藤賢一、水川あさみから「痩せすぎ」と指摘される
昨年、二大ヒットドラマ「半沢直樹」と「あまちゃん」の両方に出演したことで話題になった俳優の滝藤賢一が14日、ユナイテッドシネマ豊洲で行われた映画『バイロケーション』のプレミア試写会に主演の水川あさみらと共に出席した。滝藤は隣に立った水川から「痩せすぎ」と指摘されると、「すみません、役づくりで。病気じゃないので心配しないで」と返して笑いを誘った。この日はほかに共演の酒井若菜、浅利陽介、安里麻里監督も登壇した。
同作は、第17回日本ホラー小説大賞長編賞に輝いた法条遥のデビュー作を基にしたサスペンスホラー。水川、滝藤らが一人二役に挑み、自分の近くに出没するもう一人の自分“バイロケーション”に命を狙われる恐怖を描く。
劇中に登場するバイロケーションの中で最も凶暴なキャラクターを熱演した滝藤だが、「演じにくくはなかったです。監督と相談して凶暴なシーンをやってほしいということだったので」とさらり。「僕、普段はとても穏やかで、3人の子どもを愛する父親なんです」と劇中とのギャップを披露しつつ、「やっていて面白いです。そういう役をやるのも、やっている人を見るのも好きですし、とても楽しくやらせていただきました」と撮影を振り返った。
水川も一人二役ついては「きれいに映ろうとかそんな概念は一切なく挑戦した役どころでした」と述懐。「全く違う人ではなく、ある意味一人だったりするので、わたしがわたしと対峙(たいじ)するシーンは複雑でしたけど、すごく貴重な経験ができたと思います」と笑顔で語った。
一方、メガホンを取った『リアル鬼ごっこ』シリーズなどの安里監督は、「謎解き映画というよりは『シックス・センス』だったり、好きな作品を参考にして作りました」と明かし、「基本的には登場人物たちについていってほしい。うがった観方はせず、素直に観ていただけたら」と観客に語り掛けていた。(中村好伸)
映画『バイロケーション』表は1月18日より全国公開
映画『バイロケーション』裏は2月1日より全国公開