橋本さとし&一路真輝、異色のホームズ&ワトソンに!本家韓国スタッフ観劇に緊張
韓国発のヒットミュージカル「シャーロック ホームズ ~アンダーソン家の秘密~」の日本版に出演する橋本さとし、一路真輝、浦井健治、昆夏美が、東京公演初日の東京芸術劇場で記者会見に臨み、橋本が「愛情をもって、この作品を大事に演じ、日本版を育てていきたい」と語るなど、それぞれが意気込みを述べた。この日はオリジナル版を手掛けたノ・ウソン(脚本・演出)、チェ・ジョンユン(音楽)、ソン・ヨンジン(ホームズ役)と日本版演出の板垣恭一も出席した。
1月17日から19日に大阪公演を行ったばかりの本作。大阪では終演時、スタンディングオベーションも巻き起こったという。名探偵ホームズを演じる橋本は、「観客の方々の盛り上がりで、こちらもすごいエネルギーをもらった」といい、東京公演初日に「今日はご本家の韓国のキャスト・スタッフの方も観にいらっしゃっていて、実はものすごいプレッシャーになっています」とソンらを見ながら笑顔であいさつ。「愛をもって演じるのが原作への敬意です」と語った。
一方、ホームズの相棒ワトソンを演じる一路は「本作はワトソンが女性であるという異色の設定が、やはりポイントだと思います」と自身の役柄を解説。「長い時間をかけて作り上げられたしっかりした作品。日本でもいいものに作り上げたい」と引き締まった表情を見せる。
本作は、2011年に韓国で上演されたオリジナルミュージカル。同年「韓国ミュージカル大賞」最優秀作品賞をはじめ3つの賞を獲得するなど、高い評価を受けた。日本版では、原作を生かしつつ、テレビドラマ「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ系)の中谷まゆみが台本を担当。ミュージカル「サイド・ショウ」の板垣恭一が手堅い演出をみせる。板垣は「イギリス原案の設定ですが、笑えつつも切ないストーリーは、韓国と日本に通じるアジア的感性では」と見どころを語っていた。(取材 / 岸田智)
ミュージカル「シャーロック ホームズ ~アンダーソン家の秘密~」は東京芸術劇場のプレイハウスにて2月4日まで上演 その後、全国5都市を巡回