ハリウッドの授賞式、放送時間の10%はステージにたどり着くまでの映像
賞シーズンに突入したハリウッドでは数々の授賞式が行われているが、Washington Post紙が先日のゴールデン・グローブ賞の放送を検証し、面白い集計結果を発表した。
今年のゴールデン・グローブ賞はティナ・フェイとエイミー・ポーラーの司会で盛り上がり高視聴率を記録したが、CMを抜いた122分間の放送中、視聴者は受賞者が檀上に上がるまでの映像を計12分間も観ていたことになるらしい。
名前が呼ばれてから受賞者がステージに上がり、プレゼンターと握手をするまでの平均時間は29秒だったそう。一番長かったのは、テレビドラマ「ダンシング・オン・ザ・エッジ(原題) / Dancing on the Edge」で助演女優賞(テレビシリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画)を受賞したジャクリーン・ビセットの66秒だったという。彼女はステージに上がったあとも奇妙なスピーチをして話題となっている。
一方、猛スピードでステージにたどり着いたのは映画『アメリカン・ハッスル』で女優賞(コメディー / ミュージカル)を受賞したエイミー・アダムスで、なんと11秒という速さだったとのこと。テレビドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で女優賞(ドラマシリーズ)を獲得したロビン・ライトも小走りでステージに向かう映像が流れたが、それでも33秒かかったそうだ。
キャストで賞を受賞した場合、人数が多いため時間がかかっても仕方がないと思われるが、映画『アナと雪の女王』のキャストがステージ上に集まるのにかかった時間は18秒。映画『それでも夜は明ける』のキャストは31秒だった。(澤田理沙)