西島秀俊、『インディ・ジョーンズ』に意欲?
俳優の西島秀俊が25日、TOHOシネマズ日劇で行われた主演映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』の公開記念舞台あいさつにキム・ソンス監督と出席した。
映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』フォトギャラリー
この日の客席には女性客が多数。大きな拍手と黄色い声援を送られた西島は、「こんなにたくさんの方に温かく迎えられて感動しています。皆さんから『良かったな』というのが伝わってすごくうれしいです」と感慨深い表情であいさつした。
劇中では記憶を上書きされ、日本人と韓国人科学者の2つの記憶を持つ難役に挑戦。言葉や感情を2人分演じるだけではなく「記憶が混ざって完璧に2つに分かれているわけではなかった」と苦労も明かし、「監督とも『ここでこういうことが起きたので、このときはこれくらいこっちのキャラクターがいて』と全シーンチェックして撮影しました」と役づくりのバランスにも気を使ったことを説明した。
また、トークの後半では主人公が天才科学者であることにちなみ、「もしも天才科学者になったとしたら、どんな研究をしたい?」という質問が。これに西島が「美術館で石器や土器とかを見るのが好きなので、古代文明を研究してみたい」と考古学者の夢を語ると、MCが「そこにアクションつけると『インディ・ジョーンズ』ですね。観たいですよね?」と提案。すぐさま客席から大きな拍手がわき起こり、西島もまんざらではないような笑みを浮かべていた。
同作は司城志朗の小説「ゲノムハザード」を『美しき野』のキム・ソンス監督が映画化したサスペンス・アクション。何者かに記憶を上書きされ、別の人生を歩んでいたことに気付く天才科学者(西島)が、警察と名乗る男たちに追われながら命懸けで真実を追う姿を描く。(中村好伸)
映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は公開中