ザック・エフロンを直撃、恋愛において大事なのは?
アメリカの人気若手俳優ザック・エフロンが、新作『ザット・オークワード・モーメント(原題) / That Awkward Moment』について語った。
同作は、 失恋したばかりで落ち込む友人ジェイソン(ザック・エフロン)を励ますために、ダニエル、マイキー(マイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダン)は、 しばらくはお互いシングルライフを楽しむことを誓い合うが、それぞれ恋に落ちてしまい、その計画が徐々に脱線し始めていくというもの。メガホンは初監督のトム・ゴルミカンが取った。映画『フライトナイト/恐怖の夜』のイモージェン・プーツが、ジェイソンの恋人役エリーとして出演しているのも注目だ。
ザックが演じたジェイソンについて「この役が正直に描かれていることが気に入ったよ。僕自身も恋愛関係において、正直が一番だと思っている。けれどこの映画のように、3人の男性がシングルライフを楽しもうと誓い合う設定では、正直でいることはなかなか難しいね。特に若くシングルで、これから自分の人生をいろいろ決めようとしているときには余計にね。このジェイソンはすごく良いやつで、面倒見も良いけれど、ある日朝起きて、罪の意識にかられるようなこともしている。でも、そこが多くの男性に共感を持ってもらえるキャラクターなんだ」と語った。
そんなシングルライフを楽しんでいたジェイソンはエリーと出会う。「ジェイソンがエリーと出会った瞬間、すぐに他の女性と違うことに気づくんだ。初めて女性の前で、しどろもどろになってしまう。彼はなぜそんな感情になったか初めは気づいていなくて、そんなぎこちないところが、普段何事もスムーズにやっている男には不思議なんだ。彼は、女性に対する手慣れた接し方を見せることもできずに、真の感情(愛情)に駆られていくんだ」と語った。
この映画のタイトルはThat Awkward Moment(ぎこちない瞬間)だが、普段の生活でぎこちなかった瞬間は「今年、旅行に出ていたときに、自宅の噴水の水を止め忘れていて、家に帰ったら、その噴水の周りが水浸しになっていることに気づかず、足を滑らせて転んだことがあったんだ。逆にクールなことは、僕の家に噴水があることだけれどね(笑)」と他の俳優と目を見合わせておどけてみせた。
映画は、ジェイソンとエリーの恋愛関係だけに終始することなく、3人のシングル男性が繰り広げる私生活の滑稽さも魅力の映画に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)