新作フランケンシュタイン絶不調の圏外デビューで『ライド・アロング』首位死守! -1月27日版
全米ボックスオフィス考
週末に2,753館で封切られたものの、初登場第6位の惨敗に終わった新作アクションホラー映画『アイ,フランケンシュタイン / I, Frankenstein(原題)』を尻目に、アイス・キューブとケヴィン・ハート共演コメディー映画『ライド・アロング(原題) / Ride Along』が2,130万ドル(約21億3,000万円)をたたき出し、2週連続で首位をキープした。予想以上の大ヒットとなった本作は、大台の1億ドル(約100億円)を突破すると予想され、すでに続編製作のうわさも立っている。(1ドル100円計算)
第2位は、先週に引き続き映画『ローン・サバイバー』で1,290万ドル(約12億9,000万円)。今週中には同ジャンル映画『ゼロ・ダーク・サーティ』のトータル興収を抜くと予想されている。続いて第3位は、アニメ映画『ザ・ナット・ジョブ(原題) / The Nut Job』で1,210万ドル(約12億1,000万円)。
第4位は、先週からワンランク順位を上げたアニメ映画『アナと雪の女王』の912万ドル(約9億1,200万円)。第5位で2週間踏ん張った上に、公開10週目(限定公開除く)にしてランクアップするという粘りを見せている。すでに11月公開の歴代ディズニーアニメ作品の興収でトップに立っている本作は、現地で今月31日から一緒に歌って楽しめるという趣向のシング・アロング版が公開されることになっており、その勢いはとどまるところを知らない。
トップ5最後は、映画『エージェント:ライアン』で908万ドル(約9億800万円)。残念ながら、このままだと歴代ジャック・ライアンシリーズ中、最下位の興収となってしまう可能性が高い
今週末の大型公開作品は、ザック・エフロン出演のラブコメ映画『ザット・オークワード・モーメント(原題) / That Awkward Moment』と、ケイト・ウィンスレットとジョシュ・ブローリン共演のドラマ映画『とらわれて夏』が予定されているが、首位でノリノリの『ライド・アロング(原題) / Ride Along』をトップから引きずり下ろすには少々パワー不足と思われ、『ライド・アロング(原題) / Ride Along』が3週連続トップを狙える可能性もあり。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)