中川翔子、アクション美少女・武田梨奈のお手本に?初主演作を支えたヒーロー愛!
大槻ケンヂの長編小説「縫製人間ヌイグルマー」を、映画『電人ザボーガー』の井口昇監督が映画化した『ヌイグルマーZ』。本作で映画初主演を務める中川翔子とヌイグルマーを演じた武田梨奈が、特撮ヒーローやその舞台裏について語った。
何をやっても失敗ばかりのロリータ女子・ダメ子(中川)が、宇宙生命体と合体し正義のヒーロー・ヌイグルマー(武田)に変身する本作。特撮マニアで不器用なダメ子について中川は「監督が超能力でのぞいていたんじゃないかと思うほど、昔の自分そっくり」とコメント。一方、幼い頃から打ち込んでいる空手の腕前でも知られ、アクションもできる女優として活躍する武田は「アクション映画は大好きですが、特撮ヒーローものはあまり観たことがなかった」と語る。
ヌイグルマーのスーツデザインは『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版』シリーズなどを手掛けた鶴巻和哉とコヤマシゲトが担当。アニメのようなスリムなスタイルでスーツを着こなす武田を中川は「これを着てハイキックができるのは、この宇宙で梨奈ちゃんだけ」と絶賛し、「あまりに素晴らしくて、出番が終わった後も現場に残りこっそり盗撮していました」と明かす。「衣装に締め付けられるので、アクションをすると内出血するんです」と言う武田は「でも中川さんの作品への愛が伝わってきて、もっとがんばろうって気持ちになれた」と振り返った。
劇中では、中川が演じるダメ子が変身し武田の顔のヌイグルマーになる。「ずっと体育は1でしたが、ヌンチャクで戦うシーンは少しでも梨奈ちゃんとリンクするよう練習した」という中川だが、実は武田も中川を見習っていたという。「わたしに足りないヒーローの醍醐味(だいごみ)を知る中川さんの動きを参考に、アクションを組み立てました」という言葉に中川は「号泣して昇天しちゃいそう」と大感激。撮影の合間にジャッキー・チェンの話題で盛り上がるなど、息もぴったりな二人だからこそ、変身前後で大きく変わるキャラクターを自然に演じ切れたのだろう。(取材・文:神武団四郎)
映画『ヌイグルマーZ』は全国公開中
ヘアメイク:リョータ / スタイリスト:遠藤幸子(中川翔子)
ヘアメイク:リョータ / スタイリスト:山本真里江(武田梨奈)