「永遠の0」百田尚樹作品が初地上波ドラマ化!市原隼人が伝説のボクサーに
人気作家・百田尚樹の傑作ノンフィクション「『黄金のバンタム』を破った男」(PHP文芸文庫)が市原隼人主演でスペシャルドラマ化されることが決定した。映画『永遠の0』も好調な百田の作品が地上波で映像化されるのはこれが初めて。市原は、同じくボクシングを題材にした映画『ボックス!』(2010)以来2度目となる百田とのタッグで、日本人で初めて二階級制覇を成し遂げた不世出のプロボクサー・ファイティング原田を演じる。
ドラマ「『黄金のバンタム』を破った男~ファイティング原田物語~」(2月22日午後9時~フジテレビ系で放送)は、ファイティング原田氏の激闘の軌跡と知られざる生い立ちを描いた作品。「高度成長期の日本に希望と感動を与え時代を支えた国民的ヒーローであるファイティング原田さんを演じさせていただけることに驚きを隠せませんでした」という市原はこの大役に気合十分で、ファイティング原田氏から直接指導を受けて連日猛練習に励み、撮影に臨んだ。
「アマチュアではあったヘッドギアもなく(注:『ボックス!』はアマチュアボクシングが題材)グローブも薄くなった状態で、現場では実際に当てていたのでメイクなのか実際の傷なのかわからないことが多かったです」と撮影は過酷を極めたことを明かした市原。それだけに「『栄光とは何なのか?』との葛藤の中、ファイティング原田さんの人生に触れることで今を生きる多くの方々の魂に火をともす作品になっていると思います」と作品の出来に自信を見せた。
母・原田ヨシ役で伊藤蘭、姉・サダエ役で内山理名、父・恒作役で平田満、笹崎ジム会長・笹崎たけし役で片岡鶴太郎など実力派俳優が脇を固めるほか、市原と同じジムに所属する練習生役として、ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリスト・村田諒太選手もドラマデビューを果たす。
村田選手は初の俳優業について「THE・場違いでしょう! ドラマ出演は今回が最初で最後になるかと(笑)」「もしまた機会があるのであれば(演技の)練習をしっかりしてから臨みたいと思います」とコメントしている。(編集部・市川遥)
土曜プレミアム「『黄金のバンタム』を破った男~ファイティング原田物語~」は2月22日午後9時~フジテレビ系で放送予定