芸能界引退を発表した浜尾京介、最後の映画出演作の完成披露試写会に笑顔!!

　2月いっぱいでの芸能界引退を発表した俳優の浜尾京介が2日、丸の内の東商ホールで行われた映画『クジラのいた夏』完成披露試写会に来場、ファンからの歓声を集めた。この日はほかに野村周平、松島庄汰、松岡卓弥、吉田康弘監督も来場した。

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　壇上に登壇した浜尾は「こういった男同士の青春ものに出る機会もなかなかなかったので、すごくうれしかったですし、とても勉強になりました」とあいさつ。4人のキャスト陣はこの撮影を通じて意気投合した様子で、そんな4人を見た吉田監督も「とても楽しい撮影でした。こういう若者たちがどこかの地方都市にいてほしいなと思わせてくれるような気分になって楽しかったです」と笑顔を見せた。

　熱心なファンが多数来場したこの日の完成披露試写会。観客に向けて「楽しかったですか？」と問いかける浜尾に対して会場は大きな拍手で返答。その姿を見た浜尾は「東京の方にも『クジラのいた夏』を温かい拍手で迎えていただいてホッとしました。たくさんの方に観ていただきたい作品なので、ぜひツイッターで口コミをお願いします」とアピール。吉田監督も「この映画では4人のいきいきとした表情を捉えることが出来ました。末永く愛してくださるようお願いします」と会場のファンに呼びかけた。

　本作は、決められたレールの上で生きることへの抵抗感と、生きる目的を見出したいという焦燥感が絡み合うモラトリアムな状態にある青年を主人公に、4人の若者たちが抱える等身大の悩みをみずみずしいタッチで描き出した青春映画。『江ノ島プリズム』や『スープ ～生まれ変わりの物語～』などで話題を集める若手俳優の野村周平を筆頭に、映画・舞台など幅広く活躍する松島庄汰、2月いっぱいで芸能活動を休止すると発表し、本作が最後の映画出演作となる浜尾京介、元サーターアンダーギーで歌手としても活躍する松岡卓弥とフレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。『江ノ島プリズム』で野村とタッグを組んだ吉田康弘監督がメガホンをとっている。（取材・文：壬生智裕）

映画『クジラのいた夏』は5月3日よりシネマート新宿ほか全国順次公開