『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ミュージカル化!同ストーリーの異なるバージョンに!
マイケル・J・フォックス主演、ロバート・ゼメキス監督の1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が、2015年に迎える公開30周年を記念して、ロンドンのウエストエンドにミュージカルとして登場することになったとMail Onlineが伝えた。
本作のミュージカル化の企画は、10年ほど前から浮上していた。ゼメキス監督と共同脚本家であるボブ・ゲイルは、何人もの演劇関係者と会ってきたがピンと来る企画には巡り会えずにいた。このたびロンドン出身の演出家ジェイミー・ロイドとプロデューサーのコリン・イングラムに出会い、ようやく手応えを得たという。ゲイルは、「彼らはわれわれの素材を、文化的にちょっと違った観点で捉えていたから」とロイドたちとミュージカルを実現化させることに決めた理由を述べている。
デロリアンで30年前にタイムスリップしてしまう高校生のマーティがミュージシャン志望であることが、オリジナルなミュージカル作品に仕上げる鍵になるそう。ゼメキスとゲイルは、すでにミュージカル用の脚本を書いているとのこと。ある程度は映画のストーリーに沿ってはいるものの、「(ミュージカルの)脚本は、それ自体独立した作品だ。同じストーリーの異なるバージョンになる」とのことだ。
また、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラブ」やチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」など、代表的な映画のサントラも使用されることになっている。
イングラムによれば、マーティ役の俳優探しが目下行われているところで、「ギタリストであり、シンガーでもあり、演技ができて、見た目がいい俳優でなければならない」とのことだ。(鯨岡孝子)