希代のモテ男を演じた竹野内豊、気になる自身の結婚は?
映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』で希代のモテ男を演じた竹野内豊が、必死で挑んだというラブシーンの裏話や自身の結婚観について語った。
『人のセックスを笑うな』の井口奈己監督がメガホンを取った本作で竹野内が演じたのは、どんな女性のハートも射止めてしまう男・ニシノユキヒコ。当然、ラブシーンも満載だが、役者に自由に演技をさせて長回しで撮る井口監督の演出マジックで、「思わず素の自分が出てしまいそうになった」と竹野内は打ち明ける。
中でも危なかったというのが、尾野真千子演じる上司・マナミとじゃれ合ってキスをするシーン。「カメラを止めてくれないので必死でやっていると、今のは素が出てしまっているようでイヤだなと思うときがあるんです。でも、監督はそれがいいと言う。ドSですよね(笑)」と振り返りながら、「最終的にOKが出たのは、頭で考えたものではなく、その場で本当に感じたことを表現できたときのような気がします」と満足そうに語る。
今回のユキヒコをはじめ、エリートや二枚目の役が多い竹野内だが、本人は「実際は役柄と逆の人生を歩んできたので、家族からは『どうしてこんなカッコいい役が多いんだろうね?』とよく言われました」とほほ笑む。また、最近は映画やCMでコミカルな演技を見せることも多いが、仕事へのスタンスが変化したわけではなく、「たまたま重なっただけ」とあくまでも自然体だ。
一方、気負いやてらいを一切感じさせない彼は、結婚に対する姿勢もマイペース。「そればっかりは縁とタイミングなので……なんて言い続けて、気付いたらこんな年になってしまいました(苦笑)。もちろん、自分の家族を持つのもいいなと思っています。チャンスがあったらいつでもという感じです」と素直な気持ちを明かした。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2月8日より全国公開