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保守的なアカデミーが変わる!? 会員たちに試写用DVDを配布

第86回アカデミー賞

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保守的なアカデミーが変わる!?
保守的なアカデミーが変わる!? - (C) A.M.P.A.S.

 現地時間2月14日から25日まで行われるアカデミー賞本選投票を前に、候補作品の試写条件に関する映画芸術科学アカデミーのポリシーが今年から変更になると発表され、話題になっている。

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 これまでアカデミー賞投票の際、「候補作品はきちんと映画館の大きなスクリーンで観るように」とアカデミー側は会員たちに促してきた。これに加えてアカデミーは、配給会社や映画スタジオが試写用DVDを会員に送ることすら良しとせず、禁止することはなかったものの、会員の郵送用住所を求められても拒否していた。その結果、配給会社などは大枚をはたいてコンサルタントを雇い、会員の住所を割り出して試写用DVDを送るという困難を強いられていた。

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 その上、短編アニメ映画賞、短編実写映画賞、短編ドキュメンタリー賞においては、限られた日にだけ開催される特別試写会に出席したメンバーのみがその場で投票できるという形がとられ、長編ドキュメンタリー賞と外国語映画賞においては、いつどこで候補作品を観たか証明しないといけないという体制が敷かれていたほどだった。

 しかし、今年からそんな苦労も過去のことになるようだ。先日、アカデミー会長シェリル・ブーン・アイザックス氏が送ったアカデミー会員へのメールによると、今年からアカデミーは上記5部門にノミネートされている作品の試写用DVDを会員に配布すると発表した。

 候補作品をこれまでよりも簡単に観られるようになり、アカデミー会員はこのニュースを歓迎しているようだ。また、これまで何かと保守的だったアカデミーがこういった改善策を打ち出すというのは良い兆候かもしれない。(文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)

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