降板したイニャリトゥ監督の代わりに、ロン・ハワードが「ジャングル・ブック」の監督へ
イギリスの作家ラドヤード・キプリングが1894年に出版した小説「ジャングル・ブック」をワーナー・ブラザースが映画化する企画で、当初予定されていたアレハンドロ・イニャリトゥ監督が降板したのを受け、映画『ダ・ヴィンチ・コード』や『アポロ13』のロン・ハワード監督がメガホンを取ることになったとThe Hollywood Reporterが伝えた。
ロン・ハワードの新作『ラッシュ/プライドと友情』写真ギャラリー
オオカミに育てられた少年モーグリが、クマのバルーや黒ヒョウのパギーラたちと仲良くなるも、人間嫌いのトラ、シア・カーンが森に戻ってくる前に人間の世界に返されることになるというストーリー。
これまで、1942年のゾルタン・コルダ監督による元祖『ジャングル・ブック』をはじめ、1967年のディズニーアニメ版や、1994年のディズニーによる実写版などが製作されてきたが、そのディズニーも、ワーナー版とは別に「ジャングル・ブック」の実写版の企画を進めており、こちらには、映画『アイアンマン』を手掛けたジョン・ファヴローが監督に決まっていると言われている。
スケジュールがぶつかってしまったため降板したとされているイニャリトゥは、現在、初めてのコメディー映画『バードマン(原題) / Birdman』のポストプロダクション作業中とのこと。ハワード監督は、クジラに襲われ難破したエセックス号を描いた、ナサニエル・フィルブリックによる著書「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を基にした映画『イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シー(原題) / In the Heart of the Sea』のポストプロダクションが現在進行中だ。(鯨岡孝子)