「ハリポタ」作者、再びペンネームで新作発表へ
「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングが、ロバート・ガルブレイスというペンネームで再び犯罪小説を発表することがわかった。Telegraphなど複数媒体が報じた。
出版社によると、新作のタイトルは「The Silkworm」で、本国イギリスで6月19日に発売予定。ローリングは昨年4月、同じくロバート・ガルブレイス名義で、私立探偵となった退役軍人コーモラン・ストライクを主人公にした犯罪小説「The Cuckoo's Calling」を発表しており、本作はその続編にあたる。コーモランと彼のアシスタントが、人々から憎まれていた小説家の死の真相を探るというストーリーになるという。
当初、ロバート・ガルブレイスがローリングであることは伏せられていたが、ローリングの顧問弁護士であるラッセル社のクリス・ゴセージ氏が情報を漏えい。このことがきっかけで正体がバレてしまったため、ローリングは「信頼を裏切られた」としてラッセル社を相手に訴訟を起こし、その後実質的な勝利を収めたことでも話題になった。(編集部・市川遥)