セガVS任天堂、激闘のゲーム史が映画化へ!メガドライブでの下克上を描く
1990年代のゲーム業界を舞台に、セガと任天堂の激闘の歴史を描いたノンフィクション「コンソール・ウォーズ: セガ、ニンテンドー・アンド・ザ・バトル・ザット・デファインド・ア・ジェネレーション(原題)」が映画化されることが明らかになった。出版元のAtlantic Booksが発表した。
ブレイク・ハリスによる原作は、テレビゲームがまだ今ほどメジャーではなかった1990年代初頭を舞台に、ゲーム会社のセガと、当時から業界最大手だった任天堂の激闘を描いたノンフィクション。映画化権はソニー・ピクチャーズが獲得し、『50/50 フィフティ・フィフティ』でもタッグを組んだセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグのコンビが脚本・監督を担当。『ソーシャル・ネットワーク』などのスコット・ルーディンがプロデューサーを務める。
舞台となる1990年代初頭は、「スーパーマリオブラザーズ」シリーズなどで大成功を収めていた任天堂が一人勝ちしていたといっても過言ではない時代。だがアメリカ市場に限っていえば、1989年にメガドライブを発売したセガは、後に同社の看板キャラクターとなるソニックが初登場したゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などが大成功。一時は任天堂を上回るほどのシェアを獲得した。
そんなゲーム業界での下克上を描いた本作は、当時を知るゲームファンならば、まさに必見。当時、セガのアメリカ支社でCEOを務めていたトーマス・カリンスキを中心に、成功の舞台裏が描かれることになるという。(編集部・福田麗)