初代キカイダー伴大介、41年ぶりの復活に感謝!新世代に熱いエール!
1972年から1973年まで放送された石ノ森章太郎原作の特撮テレビ番組「人造人間キカイダー」のDVD&ブルーレイの発売を記念した取材会が28日、都内で行われ、キカイダーことジローを演じた伴大介と、服部半平役のうえだ峻、プロデューサーの吉川進が出席した。
同シリーズは、41年ぶりの復活となる映画『キカイダー REBOOT』の公開を5月に控えており、伴は「復活には本当に感謝している」と笑顔。うえだも「僕自身は出ていないけど、楽しみですね。公開されたら家内を連れて観に行こうと思っています」とエールを送った。
キカイダーの復活について「作品の根底にあるものがしっかりしているので掘り起こされたんだと思います」と分析した伴。ジロー役は若手俳優の入江甚儀にバトンタッチしたが、劇場版には別の役で出演を果たしており「新しいキャスティングで、40年前と違い、今のキカイダーだと思った」と語ると「昔を期待してもダメだし、昔を期待するがゆえにまた違ったものが出てきて面白いってなるかもしれない。どう観るかはもちろん観る人の自由。今度の作品については家族で安心して観られる作品」と感想を述べる。
さらに伴は「『キカイダー』という作品は人間の存在というか、テーマにかなり重いものがある」というと「方向性に狂いはないんです。技術の違いがテイストの違いを生むかもしれませんが、根本は変わらないと思う」と熱弁。最後には笑顔で「復活はもうちょっと早くてもよかったのに」と語っていた。
一方のうえだも、復活について聞かれると「そりゃうれしいですね」と笑顔。「パチンコ屋に行っても『キカイダー』(の台)があるんですよ。僕ら当時は無我夢中でやっていたけど、ファンにとっては永遠のもの。やったかいがあったなぁ、もう少しやっておくべきだったなって思っています」と感慨深げに話していた。(取材・文 名鹿祥史)
DVD「人造人間キカイダーメモリアル」は4月11日発売(6,090円)
「人造人間キカイダー Blu-ray BOX VOL.1」(2万5,200円) は5月9日、同「VOL.2」(3万4,125円)は 7 月 11 日発売(各税込み)