三谷幸喜が「シャーロックホームズ」を学園ドラマに!3月25日スタート
2日、東京・NHK放送センターにて、アーサー・コナン・ドイルの推理小説を三谷幸喜がミステリー学園ドラマとして大胆に脚色したパペット・エンターテインメント「シャーロックホームズ」(25日放送開始、全20回)の取材会が行なわれ、三谷が本作への思いを語った。
本作は、三谷が「小学校時代から憧れだった」というホームズの冒険を人形劇で再現している。原作が本来持つ魅力に、三谷独特の小粋なエスプリが加わり、全く新しいホームズが誕生した。
三谷は「僕自身、人形劇で育ってきたし、大好きなホームズに関われて本当に幸せだなと思います」とうれしそうににっこり。脚本については「人形劇のつもりではなく、人間が演じる前提で書いています」と明かし、「人形劇としてはかなり斬新になっている。お楽しみに」とニヤリと笑った。
しかし、テレビドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」など世界的に「シャーロックブーム」になっている中で、三谷は当初「これから新しくシャーロックをやるのはすごく嫌」と感じていたと告白。しかし腹をくくって「僕らの新しいホームズは何だ」と考えた時、「ホームズが子どもだったころ」ではなく「学園ものに置き換えたもの」にするというアイデアが出てきたという。今では「もしこれを観て楽しめない人は、本当のシャーロキアン(シャーロックファン)じゃない!」と豪語するなど、仕上がりに絶対の自信を見せていた。
メインの声優には山寺宏一(シャーロック・ホームズ)や高木渉(ジョン・H・ワトソン)が決まっているほか、妻夫木聡、宮沢りえ、中村梅雀といった豪華俳優陣がゲスト声優を務めることも発表された。(取材・文:藤井郁)
パペット・エンターテインメント「シャーロックホームズ」(全20回)は、3月25日・26日・27日の午後7時30分~7時50分(3夜連続)NHK総合で放送。4回以降は8月放送を予定