アカデミー賞でまさかのピザ配達！ブラピが皿配りのお手伝い

　現地時間2日夜、第86回アカデミー賞授賞式が行われ、会場のドルビー・シアターにピザの配達がやって来るという珍事があった。もちろん、これは司会を務めたコメディエンヌのエレン・デジェネレスの演出だが、ステージ上に現れたのはこのために雇われた役者ではなく、会場近くのピザ屋で働く本物の店員だったという。

　司会のエレンは授賞式の途中、唐突に「ピザを食べない？」と周囲にいるスターに呼び掛けると、これにマーテイン・スコセッシ監督などが同調。この「ピザ発言」は単なるエレン流のジョークかと思われたが、数十分後、ステージに実際のピザ配達人が現れると、会場は笑いに包まれた。

　エレンは配達人と共に、ジュリア・ロバーツ、メリル・ストリープらにピザを配って回り、その際にはブラッド・ピットがお皿を配るという配慮を見せて、さらに大盛り上がり。アカデミー賞助演男優賞を受賞したジャレッド・レトーなどがピザを食べている姿は全世界にオンエアされた。

　これまでにもさまざまなパフォーマンスが行われてきたアカデミー賞だが、ピザ配達のパフォーマンスが行われたのは前代未聞。ABC Newsによると、この配達人は会場のドルビー・シアターからほど近いところにあるチェーン店「ビッグ・ママズ・アンド・パパズ・ピッツェリア」で働く本物の店員で、この店はエレンがたびたび利用しているとのこと。

　ピザを配り終えたエレンはその後、スターたちからチップと称してお金を回収。そんな姿に会場からは大きな拍手が送られていた。（編集部・福田麗）