バリー・レヴィンソン監督、熟練の技!寄生虫パニックホラー『ザ・ベイ』予告編が公開!
映画『レインマン』でアカデミー賞監督賞を受賞した巨匠バリー・レヴィンソン監督によるホラー映画『ザ・ベイ』の予告編が公開された。小さな港町を舞台に、人々が突然変異した寄生虫の犠牲になっていくさまを追ったパニックムービーだ。
同作は、レヴィンソン監督が『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のスタッフと共に作り上げたパニックホラー。肉食のバクテリアや水質汚染といった現実の出来事に着想を得ており、レヴィンソン監督も「『ザ・ベイ』は、そのような現実に警鐘を鳴らす映画です。もし自分たちが同じ状況に陥ったらどうするだろうかと、自問自答してください」とメッセージを寄せている。
そうしたメッセージを含んでいるとはいえ、ホラー映画としての骨格がしっかりしているのはさすがの一言。今回公開された予告編は短いながらも、ホラー映画ならではの緊張感をもたらすカメラアングルや演出がぎっしり。突然襲いかかってくる寄生虫たちには、画面の前でそれを観ている人も思わず身をのけぞってしまうはずだ。
アカデミー賞作品賞など4部門を受賞した『レインマン』をはじめ、『わが心のボルチモア』『バグジー』といった人間ドラマで知られるレヴィンソン監督は本作の製作時、すでに70歳。古希を迎えても新境地を切り開いているレヴィンソン監督の、熟練の技が光る一作だ。(編集部・福田麗)
映画『ザ・ベイ』は5月31日より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開